未知の地、盛岡でのゼロスタート

盛岡センターの立ち上げを任されたのは、群馬県太田営業所から赴任した田部井センター長。東北は初めての土地で、土地勘も人脈もない中でのスタートでした。

当初は業務の見通しも立たず、7月は拠点整備に専念。8月からは自ら地元企業への飛び込みによる挨拶周りを開始しました。

ワンロジの知名度はまだありません。だからこそ、直接足を運び、話を聞いていただくことから始めました。これも初めての経験でしたが、とにかくパンフレットを配り、私たちを知っていただくことからのスタートでした。門前払いもあれば、真摯に耳を傾けてくれる企業もあり、そうした一つひとつの出会いが、徐々に仕事へとつながっていきました。

初めての土地、営業、冷凍輸送に挑むTセンター長

地域に根差した人材基盤

採用面では、想定を上回る応募がありました。「人が集まらない」と言われる物流業界において、意欲ある人材が集まったことは大きな強みです。

一方で、立ち上げ当初は業務量が限られていたため、地元の道に詳しいドライバー経験者から学んだり、車両の扱いに慣れてもらったりと、安定稼働に向けた準備期間として活用することができました。また、免許取得支援制度を活用し、未経験者の育成にも取り組んでいます。地域採用から人材を育てることが、地元への還元につながると考えています。

“運べない”物流の課題、変わる仕組み

北東北(青森・岩手・秋田)では、今後日本全国に広がるとされる物流の構造的課題が、すでに顕在化しています。

輸送人口の減少に加え、長距離輸送による拘束時間の増大、採算性の問題による大手事業者の投資縮小など、これまで主流だった仙台起点の配送網は、維持が難しくなりつつあります。

現在いただいているお仕事の中にも、運べなくなったことをきっかけにご相談いただいた案件があります。東北特有のつながりの強さもあり、一度信頼関係ができると、長くお付き合いが続く地域です。

盛岡センターの開設により、20年以上変わらなかった配送の仕組みに変化が生まれ、複数の事業者様からお声をいただいています。ご縁をいただいた企業様と、着実に信頼関係を築いてまいります。

ロケーションが一目で把握できるよう、ラックには番地を表示したマグネットを設置

チームで支える職場づくり

センター運営において大切にしているのは、フラットで働きやすい環境づくりです。

東北は各県の面積が広く、走行距離が長くなるため、24時間トラックを稼働させることが難しい側面もあります。加えて、冬は雪が降りますし、山に囲まれているので、山間部の走行など地域特有の課題もあります。そうした環境を乗り越えていくためにも、上下関係は必要最低限にとどめ、誰もが意見を言える職場づくりを目指しています。集まってくれた仲間とともに、チームとして取り組んでいきます。

冷凍倉庫内に新たにネステナーを導入し、今後より多くの荷物を受け入れられる体制が整いました。荷主の製造工場からの幹線輸送、寄託倉庫の運営、配送先までの輸送を一貫して担い、地域に根差した物流サービスを展開してまいります。